人見知りによる、人見知りのための会

中華街で飲み食いして、減らぬ腹を抱えたまま巣鴨で降りた。
お年寄りの原宿のイメージしかなかったのに普通に栄えてたしいい街だった。
すたこら街を横切って台風倶楽部さんへ。

【人見知りによる人見知りのための会】に顔を出しました。

主催曰く、「パリピの会だと、僕らは萎縮してしまうけど人見知り同士だといい感じに話せる」みたいな理論を言ってた。めちゃわかる。(根はオタクの集まりである)

セルフ誕生会を開く楽しい御人が居て、その人の誕生日会兼クリスマスパーティー！とか忘年会！とか年の瀬にかこつけてみんなに会えるいい会なんです。
「友達呼んでいいよ」というフラット具合により、毎回知らない顔ばかりになる。どぎまぎ。なんちゃってパリピのきぶん。

いつもの顔ぶれと、知らないけどたのしい人たち。幸せの夜。 

おみせ

台風倶楽部 Pousse Cafe

駒込か巣鴨から徒歩5分の台風倶楽部さん。今宵の会場であるここのご主人、緩くてとても好きです。2016年も秋口にお邪魔したけどやはりいいお店。

お店の入り口らへんで「あれ、今日貸切ですか？」ってご飯食べにきたお客さんに聞かれました。「そうなんですよ」と返答を。去年も今年も聞かれたなあ。愛されてるな、と感じました。

台風倶楽部さんは炭火焼のお店です。七輪がドカッと机に乗ってるの。換気はよくなくて、ドア開けっ放しでガンガンに寒い。暖かい服装で来ようね。

ドアを開け放っても、青々しい植物たちが人目を隠してくれる。いいながめ。

カウンターにずら〜りとお酒並んでて、「すきに開けて飲めよ！」というご主人。ビールやグラスも置かれてるのを勝手に取って飲んでく。家かよ。
甘いカクテル系は、ご主人にお願いしたら作ってくれます。マリブコーク美味しかった〜。

オクラ、いか、アスパラ、豚肉、きのこ、なんでも網に乗せて焼いてた。
「デザイナーが居ると網の上が綺麗だね」と言われて、他の机を見ると、たしかに個性が出てた。しかしどっこい、わたしのテーブルは炭火焼奉行がちゃきちゃき仕切ってくれてたので500%奉行のおかげである。ありがとう奉行。丁寧な仕事すてき。

酒も美味いが米がほしい、と思ってると今年は里芋(まる茹で)がたんまりと籠に盛られてた。この写真は去年の。去年は里芋ではなくじゃがいもが盛られてた。里芋大好きっ子としては2017年優勝。
味付けが皆無の食材たち、机にある塩で食べたり、なにもつけずにむぐむぐ食べたりする。それでもうまい。

食後の焼きみかん。
「すっぱいみかんは焼くと甘いのよ。ストーブの上でよく焼いてたな」と母直伝の技。
「「みかん焼くの！？」」ってめちゃ突っ込まれたけど、うん、焼く。
じゅうぶんに甘いみかんだったけど、炭火で焼ける機会なんてそうそうないよ。家だとトースターでこんがり焼いてね。
温かいみかんを口に含む不思議さが好きで、いつも忘れた頃に焼きたくなる。

いろんなひと

「誰のお知り合いなんですか」って口実でいろんなひとと話した。冒頭でも話したとおり、友達が友達を呼んでるので主催以外のひとに呼ばれてきてるひとも居た。

初対面だと思ってた麗しき女性とは2ヶ月前に会ってたし、初対面だと思ってたら2年前に会ってた青年も居た。近い歯車と遠い歯車。
アパレルからデザイナーからなんかもう、あちこち色んな業種のひとが居てたのしかった。
大好きなあの娘は、毛先の色を軽くぬいて、普段メガネしか会わなかったけど今日はコンタクトだった。いつも好きだけど、今日は増して好きだなと思った。

AKIRAの服を来てた青年、胸元にはLONELY 論理の文字。ブランド名だって素敵。(死ぬほどブレた)

30分だけ二次会出て終電に飛び乗った

vipみたいな部屋だった。

二次会のカラオケに少しだけ顔を出して、「終電だから帰るね」と幹事にお金を渡して店をでた。

見送ってくれた友人に「そのシャツ似合うね」と褒めたら「ニット！！」と訂正された。ごめんね。とても似合うよ。

今日しか話せなかったひとがいて、また会いたいなと思う人も居る。夢にも出てきた。
会えるかな。あいたいな。

2017年、あと少しだね。来年もよろしくお願いします。

おしまい。