無責任で身勝手な
久しぶりに、手紙を書いた。
毎日ラインをしても、毎回言葉を伝えてても、足りない部分や伝わってない部分があるんじゃないかって不安で。
それで、プレゼントに手紙をつけた。
手紙を読み進めながら、はらはらと泣き出してしまったその一連の光景を、一生ずっと、忘れたくないなと思った。スローモーション。自分の瞬きすらも遅くて、まつげの縁がぼんやりするのを心の底から眺めていた。
嗚咽をもらす姿を見て、「泣かせるつもりはなかった、本当にごめん」と謝って、身体を抱き寄せてあやした。
照れ臭いけど、無責任な愛を込めて書いたから。
その手紙から、私の気持ちが寸分でも伝われば幸せだと思った。
そうだといいのにな。そうだとうれしいな。